扶桑町小中学校聴講生を募集します。
さあ、あなたも思い切って学校に飛び込んでみませんか。
募集期間 ご希望により随時受け付けます。
募集方法 次のいずれかの方法で申し込んでください。
@ 教育委員会に電話で申し込む。(0587−93−1111 学校教育課)
A はがきで「扶桑町大字高雄字天道330 扶桑町教育委員会」まで郵送する。
B 教育委員会ホームページにある申込書に記入し、教育委員会へ提出する。
C メールを利用して申し込む。
※ いずれの場合も、次の事項をお知らせください。
○ 氏名
○ 年齢
○ 性別
○ 住所
○ 電話番号
○ 希望の学校・学年(校区外でも結構です)
○ 受講したい教科(何科目でも可)
教育委員会にて学校との調整を図り、あらためてご連絡をさせていただきます。
1学級2名までとします。
※ ご自分の孫、子の在籍する教室はお避けください。
※ 継続的な受講(1年を通して、あるいは前期・後期の期間)をお願いします。
※ 遠足、運動会なども希望によりご参加できます。
※ 希望により、給食も実費で用意いします。
※ 受講料は無料ですが、教科書、教材など必要経費は、実費ご負担ください。
※ 児童生徒の教育に支障をきたす行為があった場合には、受講をお断りします。
※ 事故等の補償制度はありませんので、個人の責任において対応していただくようお願いします。
※ 扶桑町外の方も受講できます。
・・・・・ご不明な点は、教育委員会 学校教育課までおたずねください。
電話 93−1111 学校教育課 内線341
聴講生の皆さんから寄せられた
感想の一部を紹介します
☆☆小学校で聴講された皆さんの感想☆☆
梅田さん ( 男性 小学校で3年生の図画工作を受講 )
同年代の友人との会話は、いつも年金、病気の話ばかり。新鮮みがなく、話に合わせて相づちを打つのみ。小学3年生との話は、知らないことがたくさん聞けて楽しい。
聴講生となり、小学生と同列に並び考え、図画・工作を勉強したい、挑戦しようと思いました。
「くるくるランド」の教材をもらい先生からの説明、説明書を読むが理解不十分、残念。お友達はすぐ作業に取りかかりますが、想像力・発想力・決断力がなく、ただじっと見ているのみ。先生から「先ずはやってみる。行動に移ることが大事。失敗したら、またやり直せばよい。違う色を塗ればよい。」等の助言を受け、作業に取りかかる。
表裏に絵が必要なので四季の絵に決定。夏冬の景色、春の桜・秋の紅葉、春のチューリップ畑・秋の菊畑、行事は春の入学式・ひなまつり、夏のプール遊び・海水浴、秋の遠足・運動会、冬の学芸会・修了式が浮かび、図案を下書きするも出来ず。
3歳の孫のアンパンマンの絵本を見つけ、カンニングだ。絵を見ながら、朝7時のアンパンマンの「おはよう」の呼びかけ、眠そうなメロンパンナちゃん、うさこちゃんをかく、昼12時のドキンちゃんの「いただきます」の呼びかけ、バイキンマン、ハート型の弁当箱をかき、第一歩を踏み出す。固定観念を捨てて、自由に作品を作ることが大事。考えることは楽しい。満足感がある。
ドラえもんの歌に、ボクはここにいる 君のポケットに♪ 君といっしょに 旅をするために♪ まっていたんだよ 気づいてくれるまで♪ 君が見たいものは何だろう♪♪ いまからそこへふたりで行こう♪ とても遠くて近い世界だよ♪ こんなすてきな世界があるんだよ♪ ボクと君が旅する世界♪♪♪
同年代の友人へ、君が見たいものは何だろう。
ボクは、自分と小学校の児童・先生が学ぶ教室だよ。
木原先生、扶桑東小学校の先生、教育委員会の皆様、ご指導ありがとうございました。
感謝、感謝。
玉舎さん ( 女性 小学校で5年生の算数を受講 )
古希を迎えるにあたり、何かに挑戦してみようと考えていたのですが、以前から頭の片隅にあった、扶桑町の聴講生制度で、山名小学校5年生の算数を受講させて頂くことにしました。
4月14日、初めての授業の日、不安とワクワクする気持ちで、5年1組の教室に入りました。担任の出嶋先生とクラスの皆さんに温かく迎えられ、「整数・小数」の授業が始まりました。算数を教えてくださる、前田先生の熱心で分かりやすい説明に聴き入っていると、毎回、アッという間に45分が過ぎてしまい、「あー、もう少し聴いていたい」という気持ちでいっぱいになりました。
楽しかったのは、給食の時間、クラスの皆さんとのおしゃべりでした。将来の夢などを聴かせてもらい、とても感動しました。このまま、それぞれの夢・人生の目標に向かって、目を輝かせ続けていってほしいと思いました。
もし、「何のために、何が目的で、聴講生に?」と問われたら、確かに私自身返答に窮します。しかし、1年が過ぎた今、振り返ってみると、休むことなく続けてこられたのは、クラスの皆さんの元気で明るい笑顔に囲まれて、勉強できたお陰だと思います。私にとって、何物にも替え難く楽しい意義ある1年間でした。
最後になりましたが、私の夢を快く叶えてくださった、校長先生はじめ諸先生方、そして児童の皆さん、本当にありがとうございました。
☆☆小中学校で聴講された皆さんの感想☆☆
青木さん( 男性 小学校5年・6年、中学校1年の授業を受講 )
早いもので、もう一年経ちました。去年まで、二年間、柏森小学校の5年生と6年生の算数、国語と社会の3教科を履修させていただきました。
教科は別にどれでも良かったのですが、算数の鶴亀算や和差算といった文章題が苦手でしたが面白く興味深いと思い、また、漢字の書き順がでたらめでしたのでそれを直そうと国語を、社会は歴史に関心がありましたのと、私のお世話になったクラス担任の先生の教科ということで2年間お世話になり、みんなと同じように卒業しましたので、今度は私も進学して扶桑中学校に入学させていただきました。
平成28年4月7日、雨の降る日、体育館での入学式に緊張して出席しました。さすがに中学生は大人の感じでした。校長先生の言葉に、新入生の親に向け、子供を信用して大人の扱いをしてくださいとの話。本当にそのように思いました。「人は信頼されれば、がんばる。疑われたら嫌になる。人は信じるに値する」、そんな言葉を聞いたことがあります。
私の孫も東京から帰り、江南市の中学校に入学しましたので、そのように接したいと思います。そんなわけで、新しい教科の英語と数学を聴講したいと思い中学校生活をスタートしました。
中学生になるとみんな制服なので小学生の時のように特徴がないので名前が覚わらない。でも、大人になったと思いました。しかし、含羞(がんしゅう)からか1年生は最後まで挨拶が返らない子が大半でした。さすがに運動部の2,3年生は、教育の賜物か比較的できているように感じました。
また、小学校とのいちばんの違いは毎時間先生が替わることだと思います。最初はどんな先生か緊張しましたが、英語の先生は、私たちの時代とは雲泥の差で、発音が良いので、びっくりしました。これなら、3年生までには相当な会話ができるようになる授業だと思いました。数学も基礎的なところを思い出して大いに刺激を受けました。
そんなふうに1年間楽しく聴講できました。クラスの生徒さんには、随分と迷惑をかけたと思います。小学生とは違い、2年先の受験が気になるのか勉強には違いがはっきりと感じられました。そんな中での聴講生は異分子と思える雰囲気。
一つ気になることは、子供らの会話が成績に関することが多くなって、小学校生活とは全く違い、極端に成績重視の中学生生活になっているように感じました。
ほんの一部しか見ていない私の感想です。
一年間いろいろと面倒を見てくれました担任の先生、日程表を渡してくれました先生、また、いろいろと声をかけてくれた先生、子供達、ありがとうございました。
☆☆中学校で聴講された皆さんの感想☆☆
伊藤さん( 女性 中学校1年生の美術を受講 )
扶桑町に町民聴講生制度があることは知っていましたが、特に関心はありませんでした。近所に住むママ友の千田さんが現在受講中で私も一緒にと誘ってくれてから急に身近に思うようになりました。彼女は英語と数学を学んでいますが、私は以前より関心のあった美術を選び応募しました。
聴講先は北中です。想像力がなくてなかなか発想できない私に対して、先生は時間をさいて参考作品を見せてくださったり、助言をしてくださったりしました。とても助かりました。私が中学生の頃にはアクリル絵の具やレタリングの授業がありませんでしたので、受講できたことはとても新鮮で週1回通うことがとても楽しみでした。先生の授業は、導入だけではその後の展開が想像できなかったり、ゲーム性を取り入れてじゃんけんをして浮世絵の題名を探らせたりと毎回工夫されていました。ある時は、ガーンと頭をなぐられたような衝撃がありました。描かれた絵の説明をしあうのですが、それが終わった後で先生が「実は絵に書かれた文字は絵の内容を否定する」と言われました。物事を見た目で決めつけてはいけないということを改めて教えていただいた気がしました。
生徒さんたちはきちんと挨拶をしてくれて、私という異分子を快く受け入れてくれているように思いました。そして私は子ども広場の指導員をしていますが、8〜6年前に小学校1、2年の頃に出会った子どもたちがちょうど中学1〜3年生になっていました。向こうから声をかけてくれたり、校内に貼られた写真から成長を見ることができたりと、偶然にも幸運な時期に中学に通えてちょっぴり感動しました。
そして、私の受講に手続きの段階から携わっていただいた方たち、お世話になった教務の先生、校長先生や校内で声をかけてくださった女性の方たち、とても心強かったです。ありがとうございました。
千田さん( 女性 中学校で2年間、英語・数学を受講 )
昨年後期から、週1回2年生の英語、数学を各一コマずつ受講させていただき、今年4月からは、3年生に進級し、幸い数学も英語も同じ先生になり楽しく授業を受けさせていただきました。夏休み前までは、週1回の授業でも何とかついて行けましたが、後期になるとなかなか難しかったです。
英語の先生は、とても若くて生徒さんのやり取りも兄さんと弟妹の様でした。夏休み明けにどの生徒さんより先生が日焼けした顔をしていらしたのが印象的でした。発音練習や、文法の解説で今までモヤっとしていた所がよく分かりました。
数学はとても分かりやすく楽しい授業で、先生は生徒さんたちに細かく目を配ってみえました。私も当てられて黒板で問題を解くこともあり、緊張しました。テスト用の問題を宿題としてよくいただきました。クラスの数学天才君の出題を皆で解いたり、先生が解説したりで、先生の数学好きが伝わってくる授業でした。
今回一番印象的だったのは、期末テストの問題でした。英数とも、答え合わせの授業に出席できました。私は、先生にテストをいただき、大慌てで解いていきました。英語はなんとか先生の解説中に全問解けました。数学は、これはという問題をやってみましたが、2割程度しかできませんでした。
「できた?」と前の席の子が心配してくれました(笑)。「できんかったわ」
英語も、数学も問題数も多く、受験に備えて幅広く出題してあり、先生方の愛情が感じられました。3年生になって特に後期からは皆ピシッと受験に向かって勉強している様子が感じられました。
聴講させていただいていちばん文字通り大汗かいたのは、夏の授業でした。 毎日エアコンの中で仕事をしているので35度を超す暑さの中で「解の公式」を習うのは大変でした。3年生の教室は2階でしたからまだ良い方らしく、4階の1年生の5、6時間目の授業はもっと暑いでしょう。これは実際に授業を受けてみないと分からないことでした。「教育にもっとお金をかけないと」と、大人として思いました。
最後に、快く受け入れてくださった北中の先生、いつも声をかけてくださった生徒の皆さん本当にありがとうございました。勉強って楽しいと、改めて思いました。
井上さん( 女性 中学校1年〜3年の国語[古典]を3年間受講 )
三年目の授業を終えることができました。
初めの年、感心した校内での挨拶も、今ではこちらから大きな声で言えるようになりました。
この三年間で、「今は昔、竹取の……」の竹取物語から「子曰はく、……」の論語まで教えていただきました。日本の物語では最古と言われる竹取物語、軍記物語、随筆集、和歌、俳句にまつわる紀行文、そして、漢文を学びました。それぞれ冒頭の部分や名高い場面も多く、耳に残っていたり、覚えのある文章が出てきたりしましたが、今まで思い込んでいたのとは少し違う読みや解釈のあることに気付きました。家族に協力してもらい、中高生の頃よりもはるかに努力して暗記した文章は、たぶん忘れないと思います。
十代の生徒さんの記憶力は、やっぱりすごいです。また、クラス全員でする音読も速くて、短文や和歌はともかく、ページをまたいだ文になると、私は遅れてしまいます。頑張ったつもりですがいつもそうでした。焦りましたが、楽しかった。いただいた「国語便覧」はこれから先ずっと手元に置いて、折に触れ繰り返し読みたいと思います。
一つ印象に残ったことがあります。高校受験にあたり注意点を話す先生の声や言葉には気遣う気持ちがあふれて、まさにお母さんそのものの様子でした。
校長先生、教頭先生、担任の先生、そして3年4組の皆さん、心遣い感謝しています。ありがとうございました。とても楽しい時間でした。
加藤さん( 女性 中学校で3年間、社会科を受講 )
新学期の春のこと、なだらかな坂道を登ったところに中学校の正門があった。校舎には花々がいっぱい咲き大きな木々も。そして何よりも広く整然とした運動場が見おろせた。眼下にある運動場をながめていると、心が清々しくさせてくれる空間の不思議さ。のちほど気づいた。それは地理の学習の中で「中学校は地形を利用して造られた」ということを。そしてある日は校門を入ったすぐの大きな木にビニール袋が幾つもぶら下がっており、その中には水がタボンタボンしている。生徒に聞いてみると「水が溜まっているということは、その木から酸素が発散している証拠」と、なるほど、目の当たりにみていると感心してしまう、まさに生きた教育を私は生徒から教わった。今世界では森林伐採が進んでいる。地球温暖化に拍車をかけている。CMでは「1軒に5本の樹を植えよう」と提唱している。こういった事例は、私には新鮮であり、再確認でき、学習していくうちに、たくさんの事柄を学び多くのことを再認識させてくれた。テレビを見ても、新聞を読んでも、看板を見かけても、人と話をしても、必ず学習した事に出会える。授業をうけてよかったーと思える瞬間です。
また、生徒とは放課の時唯一向き合うことができるが、各々役割をこなしている子、友達同志の子などで思うようには。それで「授業の時、発言して自分をアピールしてみよう」と、しかし、質問するも、的を射ないことも、そんな時生徒が補充してくれたり、逆に先生から質問されても答えることができなかったりで、そんな聴講生にも、先生はじめ生徒は温かく見守ってくれるような雰囲気の教室で、通学も楽しみな通年です。